2013/10/31 投稿者:KGさん
『IZO』DVD
おすすめレベル:★★★★★
食わず嫌いはいけません!
「鉈切り丸」をみて、作・青木豪×演出・いのうえひでのり×主演・森田剛のタッグ作品
『IZO』を観てみたくなり購入!これはすごかった!
公演を観に行けばよかったと悔やまれます。
森田剛くんの役者魂を感じました。
どうしてもアイドルでちゃらい(失礼!)イメージが強くて、なんとなく敬遠していましたが、
なかなかどうして、すごい硬派な男気を感じる役者さんなんですね。
びっくりしました。
そんな森田剛さんが演じたのは、幕末に実在した土佐の足軽で“人斬り以蔵”として
時代を震撼させた岡田以蔵。
岡田以蔵というと、骨太なごつい強面の男というイメージですが、青木さんが本作で描いた以蔵は、
冷酷な殺人鬼ではなく、まっすぐ必死に自分の信じる道を生きたけれど、
時代に翻弄されてしまう人間味の溢れるキャラクターでした。
自分で考える頭はないから、武市半平太の言うとおり、ひたすらに従う姿が切なかった。
歴史上の人物というより、一人の男性としての生き様がただただもの哀しくて、
ラストシーンの以蔵の独白は、涙なしには見られません。
戸田恵梨香ちゃん演じる、おミツさんとの、ほのかな恋模様もよかったです!
三々九度の真似をするところは、特にグッときました。
人間を丁寧に描いた物語で、映像を多用・駆使したとてもスピード感がある面白い作品でした。
新感線ファンもジャニーズファンも、そして、私のように敬遠している人も
幅広く楽しめる作品だと思います。
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2013/10/31 投稿者:のろのろさん
『お父さんの恋』DVD
おすすめレベル:★★★★★
ウルっとホッコリ!
家族の絆を描いたホームドラマの中に
家族の問題や現在社会が抱える介護、ニート、独身キャリアウーマンなどの
問題も織り込まれています。
なんだか身近に感じるストーリー。
ともかく泣かされます。
ウルっときます!
ラストは、グッときます!
ホッコリした気分で見終われます。
そして笑いどころもふんだんにあって
堺雅人さんが次女の美樹(菊池麻衣子さん)にパカパカスリッパで何度も叩かれます。
(菊池麻衣子さんの眼光も鋭くスリッパを振り上げて叩いてるので
可哀想と思ったのか半分本気で成志さんが止めるんで笑えます。)
回想シーンで、今では絶対観れないであろう
堺さんの体操着姿の小学生で元気いっぱいバカキャラでかわいいです。
長女正子(七瀬なつみさん)の昭和のヤンキー姿も笑えたんですが、
同級生で同じくヤンキー姿で現れた薮一平(池田成志さん)が
大げさなリアクションがたまらないです!!
劇中度々薮一平(池田成志さん)には笑わされます。
堺さんが若い!池田さんはいつ年を取るんだろう。。。
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2013/10/30 投稿者:女王蜂さん
『蜉蝣峠 -special edition-』DVD
おすすめレベル:★★★★★
美人を見つめる
男優陣がとてもカッコイイこの作品。
私は、実は女優陣にも注目しています。
まずはなんといっても高岡早紀さん。
キレイ!
可愛い!
美人!
の三拍子!
高岡さんの演じるお泪ちゃんは、見た目は線が細くて弱々しいのに、
実は芯のある強い女性だと思います。
スタイルも良くて、美人で、次々と男を虜にする…こんな女になりたい!
そして、高田聖子さんが演じるお寸。
これがまた、悪い匂いのする美人!
これは立派の旦那も何回も結婚しちゃうはずです。
そしてこの二人に負けない美人が…
おっと、それは見てのお楽しみ!?
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2013/10/29 投稿者:ナチュラルさん
『躾』DVD
おすすめレベル:★★★★★
共依存とは・・・
タイトルと解説でふらっと購入してみましたが、「共依存」とても興味深いテーマでした。
演劇は有り得ないと思いつつも、実は身近であるであろう社会問題を知ることができる
芸術だと思います。
傍からみたら、有り得ないような状況であっても、その環境が常に存在していることによって、
逆にそれ意外を受け入れること自体、難しくなる人間の有様を、
非常にわかりやすく突き付けられたような気がします。
主人公、民生役の山本裕典さんはドラマなどでご活躍されているようですが、
実際に演技を観たのは初めて。
素晴らしい俳優さんですね。
民生の不安定さや細やかな表情も素晴らしく、切迫したシーンでの迫力もありました。
山本さんは、この作品が初舞台であるとのこと。
今後も、色々な作品を観てみたいと思わせる俳優さんです。
母親役の岡本麗さんは、さすがベテランの役者さんですね。
こちらまで、不愉快にさせられる演技。
そこに、その母親が実在しているかのようで本当に素晴らしいと思いました。
いい作品にめぐりあえたようで、ラッキーでした。おすすめしますよ。
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2013/10/22 投稿者:モンドさん
『髑髏城の七人1997』DVD
おすすめレベル:★★★★★
え?古田さん?!
ゲキ×シネ「アカドクロ」で、劇団☆新感線を初体験し、
度胆を抜かれたのが10年前。
それから、「アオドクロ」「ワカドクロ」と
髑髏城の七人シリーズを観てきました。
ゲキ×シネが今年で10周年とのことで、
当時を思い出し、感慨深いなぁと思いつつ、
97年版を観ていないことに、今更気づきました(笑)
なんで、早く観なかったんだー!!
そんな自分に悔しくなりました!
これ、本当に古田さん?!
しなやかで優美で美しい!
もしかして、歴代の捨之介の中でも
97年版の古田捨之介が一番カッコいいかもしれません!
劇団☆新感線の代表作となって行くのも、
染五郎さんが、この公演で感動して、
「アオドクロ」が上演されるきっかけと
なったという逸話も、全て合点がいきます!
古田さんのみならず、今じゃ安定した実力を誇る
劇団員の皆さんも、総じて全てがフレッシュで、
既にクオリティが高いです!
本当に素晴らしい!
もし、私のように、97年版を観ていない方で
ゲキ×シネファンや、新感線好きの方がいたら、
これは絶対に観てみるべきです!
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