幼い頃母親(岡本麗)から虐待を受けて育った、内向的な性格の民生(山本裕典)は、
ある日、営業不振が続く勤め先から解雇を言い渡される・・・。
母からの虐待の過去を知る周りの人々は、これを機に民生に村から出ることを勧めるが
「病気持ちの母をひとりにするわけにはいかない」と、実家を離れようとしない。
そんな中、静かな村には事件が起こっていた。
村の中学生・樹里(坂田梨香子)が行方不明になったのだ。
村中で大捜索が行われる中、
父親に連れられて家を出ていた民生の兄・達生(野本光一郎)が20年ぶりに帰って来て……。
俳優・山本裕典 渾身の舞台初出演作!
傷つけられ 傷つくことで依存しあう壊れかけた家族の姿
「俺は、優しくて、デキのいい息子なんだ―――。」