2012/01/26 投稿者:路絵さん
『港町純情オセロ』DVD
おすすめレベル:★★★★★
伊礼彼方さんの熱演っぷりに注目!
私事、この作品で初めて
伊礼彼方さん(インテリヤクザの汐見秀樹役)を知りました。
最初はお名前すら全く存じ上げず、
「よくもこれほどキャラ設定通りの役者さんをキャスティングしたなぁ(^m^)。」
と思い、感心しながら観劇していただけだったのですが、
中盤からは彼の歌唱力や演技力(もちろんルックスにも、ですが(えへ))にどっぷり魅了され、
またまたあの妖しい投げキッスにも魅了されたのか(?)、すっかり目がハートになり、伊礼さんの出演作品やプロフィールを確認する為だけに、買う予定ではなかったパンフレットを衝動買いで購入して(笑)、以来、今では立派な「伊礼さんのおっかけ」と化しています(恥)。
・・・という個人的事情はさておき。
はい。本当にいい作品です。
「きれいはきたない、きたないはきれい。」
シェイクスピア作品の価値観はある意味
ここに極まる気がするのですが、
この作品は、それをちょっとアレンジして
「かなしくておかしい、おかしくてかなしい。」
そんな感じ、かな。
何しろ、出演される役者さんの適材適所っぷりが素晴らしい。
オセロ演じるじゅんさん。
モナさん演じるさとみちゃん。
ミミナシ演じるタナテツさん。
奥様演じるまりかさん。
准くん演じる大東くん。
紋太さん演じる河野さん。
三ノ宮演じる粟根さん。
その他、出されていた全てのキャストさん、皆様それぞれが
それぞれの役どころをカンペキに演じていらして非の打ち所がない。
とても細かいところにまで、皆様が愛情込めて役作りしていらっしゃる。
DVDは期待以上に伊礼さんの登場シーンもいっぱいあって
結局一回しか劇場では観劇出来なかった私も
DVDのハードリピで伊礼さんを満喫しています。
そして、何回観ても、さとみちゃん演じるモナさんが
お父さんにオセロとの結婚についての報告と承認を乞うシーンではついついガマンできずに泣いてしまうのでした。
ちなみに私の観劇仲間の間では、
この作品の副題は
「ガンバレ、いとうくん」
です(笑)。
でも私としては、
イケメンミュージカル俳優伊礼彼方氏の
この、無駄にテンション高い入れ込みっぷりを
是非とも堪能して欲しい一作です。
この作品のレビューをもっと読む 商品ページへ
2012/01/26 投稿者:ダルターニアンさん
『港町純情オセロ』DVD
おすすめレベル:★★★★★
橋本じゅん、ここにあり!
『港町純情オセロ』
この作品を一言で表現するなら、「橋本じゅん・魂の一作」である。
この作品はオセロという題が含まれているため、悲劇がお好きでない方はご覧になられていないかもしれない。
しかし、それは間違いである!
確かに、この作品の基礎は悲劇である。この点は、否定できない。
しかし、役者・橋本じゅんの魂によって、単なる悲劇で終わらない悲劇作品へと昇華されているのが、この港町純情オセロである!
物語の序盤は橋本じゅん持ち前の笑いのセンスと独特な重厚な雰囲気に舞台が包まれており、これが悲劇であることを忘れるほど笑いに満ちている。
そして、橋本じゅんと石原さとみという世紀のバカップルが成立すると、完璧に悲劇から喜劇そして、人情劇へとだんだん変化していく。
これほど、舞台の印象が変わる理由は、橋本じゅんが場面ごとに魅せる演技やふっとした仕草、そして橋本じゅんと主人公・オセロが完全にシンクロする事によって発せられるオーラによるものだと思う!
すなわち、この作品は橋本じゅんが居なくては成り立たない作品であり、橋本じゅん及び劇団☆新感線のシェイクスピアに対する真剣勝負なのである!
そして、橋本じゅんの魂が発する魅力によって、シェイクスピア作品を新たな境地に導く事ができたのではないかと、観客の一人として感じる。
よって、この港町純情オセロを観ずして橋本じゅんひいては劇団☆新感線を語ることはできないのである。
これほど、素晴らしい作品がゲキ×シネにならなかったのは悔やまれてしょうがない!
もうこれ以上、私の無用な言葉を並べる必要はないと思う!
少しでも、この作品に興味がある方は観るべきである!
必ずや、橋本じゅんの魂を感じることが出来るはずである!
この作品のレビューをもっと読む 商品ページへ
2012/01/26 投稿者:オレンジカラーさん
『朧の森に棲む鬼 -special edition-』DVD
おすすめレベル:★★★★★
悪役!染五郎を堪能せよっ!
悪いっ!悪すぎるっ!!憎い、憎たらしいぞ!
久々に染五郎さんの悪者っぷりを堪能させられます。
阿部サダヲさん、可哀想・・・。
失明するわ、裏切られるわ、酷い仕打ちよぉ。
女優陣も振り回されまくって、酷い男です(もちろん、役の上でですが・・・)。
この頃の真木ようこさんは、今ほど強い女という感じがまだなくて、
なんとなくかわいらしかったですね。
秋山さんはさすが、大人の女オーラ全開プラス、強さがにじみでていて、かっこいい☆☆☆
古田さん筆頭にいつもの新感線メンバーに豪華キャストが加えられ、迫力も凄くて食い入るように観ていました。
実際に劇場で観た時、最後に滝に打たれて染五郎さんが倒れるとこにはあまりの迫力と、装備の凄さに圧倒されました。生の舞台でここまでやるなんて・・・と驚愕でした。
阿部さんが参加しているためか、笑いどころも満載で、途中から「大人計画!?」みたいな感じもあり、お得感がありました(笑)
「オボロ」という魔物と出逢ってからの、染五郎さんの悪態と悪者ぶりは、憎くもあり、恐ろしくもあり、いろんな感情が湧きあがります。さすがに、いつもの殺陣は素晴らしく、古田さんとの殺陣シーンは見もので、ハラハラしますね。
人間も心というものは、変わらないようで変わってしまう、ということを教えられたような気がします。
いつでも鬼になれるんだなぁ、とも。
恐ろしく怖いのに、最後は悲しくて切なくなる、いろんな感情を出して観れる素晴らしい作品です。
まさに!新感線を堪能できる作品です!!!
この作品のレビューをもっと読む 商品ページへ
2012/01/25 投稿者:アビーさん
『蜉蝣峠』DVD
おすすめレベル:★★★★★
表の色気と内の切なさ。
このDVD、すごいです。
古田新太と堤真一の男の色気合戦に
バッシバシ画になる殺陣対決!
高岡さんの女の色気もバッチリです!
そして新感線やクドカンが得意とする
お笑いも盛りだくさん!
男前でワイルドでド派手な舞台!!!
ですが、この作品のすごいところは、
その繊細ではかなくて美しい切なさ。
まっすぐな男の浪漫と悲しみを
知らず知らずのうちに覚えることになります。
DVDだからこその感情の機微を感じることができるでしょう。
この作品のレビューをもっと読む 商品ページへ
2012/01/22 投稿者:アビーさん
『ロッキー・ホラー・ショー ジャパニーズ・キャスト・オリジナル・サウンドトラック』CD
おすすめレベル:★★★★★
てか氷のセレブじゃ~~~ん!!!
衝撃の一枚です!
これまで何百本とミュージカルを見てきましたが、こんなミュージカル音楽は初めてです!
何よりも衝撃的なのがその歌詞!
英語版と比較しても、聞き流していたらどっちを聴いているのかわからなくなるほど遜色がなく、衝撃的!
特に「氷のセレブじゃん」と「そーゆー感じよ」という訳には感動すら覚えます。
それから、アルバムだから音源だけなんですが、聴いたときに、キャストさんの中にあるキャラクターのヴィジュアルがビンビン伝わります!
聴覚から視覚を支配されてる感じです!
観劇後ならなおさらイメージが離れません!
ロッキー・ホラー・ショーという作品が好きな人も、
新感線が好きな人も、
ロックが好きな人も、
舞台が好きな人も、
とにかく必聴です!
特に笹本玲奈ちゃんファンは、衝撃度が半端じゃないと思います。笑
この作品のレビューをもっと読む 商品ページへ