2013/05/12 投稿者:kagamiさん
『髑髏城の七人 -special edition-』DVD
おすすめレベル:★★★★★
刺激される五感!
この度の『髑髏城の七人』は、いのうえ歌舞伎の中でも過去に何度も繰り返して公演された演目。それだけに中島かずき氏&いのうえひでのり氏の作品の思い入れ、愛情を感じずにはいられません。
また、この作品は五感を使って観てしまいます。
視覚では、小栗旬さん、森山未來さん、早乙女太一さん等の秀麗なビジュアル。興奮せずにはいられない作品を彩る音楽で聴覚を占領されてしまいます。
否応なく血の臭いが漂ってきそうなシーンでは、目どころか鼻を覆ってしまいそうに…。ちなみに触覚は千葉哲也さん、味覚は森山未來さん&早乙女太一さんの立場で感じられます。
一度観たら二度観たくなる。二度観たら三度…とエンドレス状態から抜けられなくなった私です。
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2013/05/11 投稿者:左門字さん
『髑髏城の七人 -special edition-』DVD
おすすめレベル:★★★★★
とにかく見ろ! いらぬ先入観は、三途の川に捨之介!!
シャキーン! グサッ! ドドド! キラーン! ザクッ! バサッ!
切って斬られてキレて舞い翔ぶ様。
その音、光、鼓動、振動がまさにそのまま伝わって来るような現実(リアル)感。
五感全てが心地良く騒ぐ、これはもう「感じる舞台映画」だ!!
とにもかくにも今回のワカドクロ、若くなった分立ち回りがハンパ無くスゴい!
縦横無尽に振り回される刀や煙管、扇子に槍、蹴りに拳、それらはまるで、時には舞踊のように、また、時には幾何学模様を描くかのような、何か危うく不安定に見えていて、その実、太刀筋は正確無比。
こんなに美しく流麗で力強い殺陣はそうそう見られるもんじゃない。
また物語部分でも、劇場で見た時には気がつかなかった表情やそれぞれの人物が持つ思いや宿命、その心の動きを目やしぐさ、息づかいで表現している細かな部分もこのDVDでは見事に捉えられていて、まさに「体感」できます。
前回のアカドクロとは違う、新たなドクロが小栗・捨之介をはじめとする若い役者達によって見事に作り上げられていて、高田聖子さん粟根まことさんら"新感線ズ"の皆さんが回りを固めている中、千葉哲也さん演じる「狸穴二郎衛門」が圧倒的な存在感で物語に厚みを出しています。出てくる全てのキャラクター達の魅力はもはや言うまでもなく、観て損は絶対にしません(キッパリ!)。
1度だけでなく何度でも、見れば見る程良くなっていく不思議な魅力を持っている、そんなカッコ良くて本当に素晴らしい作品です。
ちなみに、special editionについている特典映像はどれもが興味深く面白いものになっているので、この特典映像ディスクを見てから本編を見ると、更に楽しく見られると思いますよ。
「そんな気はさらさらないが、弱気を守り強きを挫くってのもいいだろ…?」
そう背中で呟く強ぇ男どもにいなせな女たちの生き様、死に様、、、見終わった後には、アナタの背中もきっと呟き出す・・・かも。
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2013/05/07 投稿者:てう。さん
『レッツゴー!忍法帖』DVD
おすすめレベル:★★★★★
笑う。笑う!笑う!!
新感線の原点は、ネタモノ。
そう言われているが、正直見当がつかなかった。
それに、たまに見るコント、漫才、一発芸、お笑い番組さえ当たりはずれがある。
なのに、この笑いについていけるのか、不安がよぎる。
でも、見たい。
そんな気持ちを抱えながら、このDVDを観る。
ゆるい。テレビの前で、入っていた力が自然に抜ける。
静姫のはじけた可愛さと八幡の扱いにいじられ方。
ばってん不知火の“不知火”の響きさえ吹き飛ばす変人さ。
もはや、その存在は裏切らない。
おややとおろち丸のコンビネーション。
そして、秋葉弾正。
へぼい。そのへぼさがまたいい。生で、あの瞳に見つめられたい。
また、アドリブ合戦やハプニング。
DVDだからこその“キラーン”はもちろん、洗剤のCMにしてほしいおろち丸と弾正。
エンディングになれば、自分が笑い疲れていることを知る。
ゴールデンウィークが終わり、疲れがたまるこの時期。
でも、これがあればお盆まで頑張れるような気がする。
それに、どんなに言葉を並べても、古田さんから“伝わらんな―。”と叱責されそうだ。
だから、きっとこの作品は、言葉に出来ない。
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2013/05/07 投稿者:マチルダさん
『髑髏城の七人』DVD
おすすめレベル:★★★★★
女優魂
舞台で観た時とは、異なる印象を持ったのが、小池栄子さん演じる極楽太夫です。
確かに、舞台でも感じてはいましたが、サブストーリー的に見ていました。
ところが映像で見ると、もう切なくて切なくて、号泣です。
おそらく、太夫の細かい表情を見逃していたのだろうと思います。
随所で「こんな表情してたんだ!なんて愛おしい人を見る目をしているんだ!」とか、
「うわー、そこ見てたんだ!」とか、
「きゃあ!そんなおっきなお目々に涙をためないで!」と、
とにかく驚きと感動に連続でした。
小池栄子さんの女優魂を感じる作品です。
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2013/05/07 投稿者:やよいさん
『髑髏城の七人』DVD
おすすめレベル:★★★★★
若手実力派、大集合!
ワカドクロ!
髑髏といえば、古田新太さん演ずる捨之介が大好きでしたが、小栗旬さん版の捨之介も
サイコーです!こんなに、色っぽくていいのでしょうかー!!
着物をこんなにも格好よく着こなせる男性は早々いないのでは!?
そして、今までとはまた一味違う優しさがビンビン伝わる捨之介に、
すっかり心奪われました(笑)
森山未來さん版、天魔王にもビックリ!
正直、怖い・・・。
天魔王といえば、アオドクロの市川染五郎さんの印象が強いのですが、
ここまで異なる天魔王とは!
実力のある俳優さんなんだなぁとしみじみ思いました!
早乙女太一さんの斬れのある動きには、もう感動するばかりだし、仲里依紗さんの狭霧も
新鮮でしたね~。
そして、小池栄子さん。素晴らしい!
蘭兵衛とのシーンでは、もう号泣です。
まさに、若手実力派の大集合とはこのこと!
本当に楽しいですよ。
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