2011/07/05 投稿者:森野 樵さん
『髑髏城の七人~アカドクロ』DVD
おすすめレベル:★★★★★
髑髏城の七人の魅力は古田新太?
私にとって『髑髏城の七人』の魅力は古田新太という一人の役者にあります。テレビなどで見る彼の姿は不思議なおっさんで彼のどこに魅力があるのかわからない人が多いでしょう。
彼の魅力は生の舞台でしか伝わりません。劇場という狭い空間の中で彼の演技に触れない限り、古田新太の魅力を知ることは難しいはずです。
舞台の上の古田新太という役者は『艶っぽい』という言葉が相応しいと私は思います。ふとした瞬間の表情、仕草、声と、どこを見ても『艶っぽい』としか言えません。この『髑髏城の七人』という劇はそんな古田新太の色気が溢れている作品なのです。
97年度版は本当に色っぽくてテレビで見る古田新太という役者と別人かと目を疑いました。それほど舞台の上の彼が纏う雰囲気は違っていました。
このときはビデオで舞台を見たので、生で見られなかったことを心の底から悔やみました。
そして七年後、『髑髏城の七人』が再び舞台になると聞いたときの喜びは言葉で書ききれません。
初めて生で見る『髑髏城の七人~アカドクロ~』は実に素晴らしいものでした。前回の舞台のいらないものを全てそぎ落とし、しかも物語の面白さを損なわずにスピード感を加えたストーリーに魂を奪われます。
そして主人公の捨之介と役柄と年齢が追いついた形の古田新太は大人の魅力が溢れていました。「止めとけ、止めとけ」が口癖で、突っ走りそうになる沙霧や兵庫を止めたり、仕草や話し方全てが前回の捨之介よりも数段、大人になっています。
97年度版の捨之介を色男にすると、アカドクロの捨之介は大人の男というイメージだと私は思いました。どちらがいいかはわかりませんが、古田新太の魅力は月日が経っても消えないことは確かです。
私はこの感動がDVDで伝わると思っていませんでした。しかし、気がつけば何度も繰り返し見ている自分に驚きました。
まるで映画を見ているようで、役者の細かい表情や演技と、舞台では見られなかったものばかりなのがまた新鮮で、そこが繰り返して見てしまう原因なのかもしれません。
罰ゲームの様子などのオマケや隠しボタンもあり、お楽しみ要素が満載の一本なので、面白い舞台が見たいと思っている方、艶っぽい古田新太が見たい方に『アカドクロ』をオススメします。
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2011/07/05 投稿者:ぱぴよんさん
『髑髏城の七人~アカドクロ』DVD
おすすめレベル:★★★★★
最高傑作です
これ迄あまり舞台に興味が無かった私ですが、この作品を見て舞台というものにすっかりはまってしまいました。
とにかく古田さんが格好良くてほれぼれします。
佐藤仁美ちゃんもすごく可愛いので本当お薦めです。
そして一番の魅力は編集の素晴らしさ!驚きです!感動します!もう口では語れません!
ぜひ御覧あれ!
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2011/07/05 投稿者:三年寝太郎さん
『髑髏城の七人~アカドクロ』DVD
おすすめレベル:★★★★★
なんと印象的なオープニング!
まずはDVDをinしてから立ち上がるオープニングに期待感MAX!めちゃめちゃ格好いいんです。
かなりのグラフィカルな処理に、感動します。
そして、その内容は・・・。
もう多くを語る必要はありませんね、何度も見たくなるストーリーに、色気のある役者たち。
そして映像作品ならではの画面処理。
特典のコメンタリーでも、古田さん、佐藤さんがお芝居が分かりやすい作りになっていると評価されていました。このコメンタリーが、なかなかのオモシロさなんですけどね。橋本じゅんさんの衣裳はすげー ○ ○ ○とか。
とにかく、100%買いの作品です。
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2011/07/05 投稿者:ゼンマイさん
『髑髏城の七人~アカドクロ』DVD
おすすめレベル:★★★★★
史上最強の『髑髏城の七人』
本気で感激してしまった!
これが本物の芝居なんだなあ~と。
観終えて、少し武者震いのようなものがあった。
それに、古田新太さん!
この役者さんの底力を見せつけられてしまい、脳天に雷が落ちてかの様な衝撃でした。
照明が、あの原田さんというのに深~く納得。
また舞台が奥へ奥へと広がっている感じが、観てる側の想像力をも広げました。役者さんが暗闇に消え、その向こうの世界は見えないのだけれど、確かに何かが存在したかの様に感じました。
音楽、かなりかっこいいですね!
サントラCD、ぜひぜ~ひとも復活をお願します!!!
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2011/07/05 投稿者:竜胆さん
『髑髏城の七人~アカドクロ』DVD
おすすめレベル:★★★★★
気高い蘭の華
古田版捨之助の男の色気がにじむアカドクロですが、忘れてはならない無界屋蘭兵衛の気高い美しさ。
三人の男に愛されながら一人の男を思い続け仲間を裏切ってまで愛に殉ずる。その不器用さと、女を捨てた強さと狂気とも思える一途さとを、水野美紀さんが凛と演じてくれています。
手折ってでも天魔王が手に入れたい蘭の華。銃弾から彼女をかばい、その手にかかって散っていく姿に涙してしまいました。
殺陣の速さと優雅さ・男気と女気・純情と狂気。蘭兵衛の視点で見てみるとまた新たな感動が味わえます。もう三回目・・何回みても血潮がたぎる作品です!
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