インタビュー/劇団☆新感線『爆烈忠臣蔵』ご出演の早乙女太一さんに、あれこれ聞いてきました!

最終更新日:2025/08/29 17:52
インタビュー/劇団☆新感線『爆烈忠臣蔵』ご出演の早乙女太一さんに、あれこれ聞いてきました!
2025年9月から松本・大阪・東京で上演される劇団☆新感線『爆烈忠臣蔵~桜吹雪THUNDERSTRUCK』。この度イーオシバイでは、本作に夜三郎役で出演される早乙女太一さんに、インタビュー取材してきました!
これまでの劇団☆新感線への出演作のことや、『爆烈忠臣蔵』でのあれこれをたっぷり語って頂きました。
さらに、特集記事の最後にはプレゼント企画もありますよ〜。
それではどうぞ!

成長過程を見守ってくれている劇団☆新感線

――旗揚げから45周年を迎える劇団☆新感線ですが、その歴史の中で早乙女さんも数々の色を添えて来ました。早乙女さんにとって、劇団☆新感線はどのような場所ですか。
親戚の集まりみたいですね。僕には地元と言える場所がないのではっきりとはわからないですけど、「正月に帰省した時に挨拶回りに行く親戚」みたいな感じかなと思います。
――劇団の中では、どのようなポジションなのでしょうか。
2009年に『蛮幽鬼』で初参加させてもらった時が17歳で、その頃はとにかく皆さんが僕に白米を食べさせようとしてくれた印象があるんです。
劇団☆新感線「蛮幽鬼」(2009年上演)©松竹/ヴィレッヂ
当時の僕は「はい」とか「いや」しか喋っていなかったと思うんですけど、それでもひたすら「米食うか」って。ただただご飯を食べていた印象が強いですね。みんなが子供のように面倒を見てくれて。
そこから『ワカドクロ(髑髏城の七人 2011年)』で思春期を迎え、余計にツンケンして誰とも話さずに引きこもりみたいな状態だったのも見てもらったし、少しずつ大人になる成長過程をずっと見守ってもらっているような感じだと思います。
劇団☆新感線「髑髏城の七人(2011)」
――これまで劇団☆新感線が上演した作品の中で、印象に残っている作品はありますか。
『レッツゴー!忍法帖(2003年)』『朧の森に棲む鬼(2007年)』ですかね。
――具体的にどのようなところが印象的ですか。
『レッツゴー!忍法帖』は生では見ていないんですけど、「120%ギャグ!」みたいなことをやっているみんながカッコ良くて、面白くて、何回見たかわからないくらいDVDを見まくっています。阿部(サダヲ)さんとか、(橋本)じゅんさんとか、(池田)成志さんとか、面白い人たちがみんな出ていて、好きな作品のひとつです。
劇団☆新感線「レッツゴー!忍法帖」(2003年上演)
――『朧の森に棲む鬼』は、いかがですか。
『朧の森に棲む鬼』は、僕が14歳とか15歳とかの時に新橋演舞場で観て、当時から悪役が好きだったので、「悪役が主人公になっている題材でこういう作品があるんだ」と感動したのを鮮明に覚えているんです。これも映像含め何回見たかわからないくらい見ていますね。
劇団☆新感線「朧の森に棲む鬼」(2007年上演)©松竹/ヴィレッヂ
――ご自身が出演した作品の中で、特に印象的な役はありますか。
正直、最初の頃の『蛮幽鬼』『ワカドクロ(髑髏城の七人)』は記憶がないんですよね…。たぶん自分の中ですごくいっぱいいっぱいになっていて、悔しかったんだと思うんです。自分が自分として、キツかったし、苦しかった。そういうのは忘れようとするのか、本当に覚えてないんですよ。稽古場も公演中もほとんど記憶になくて。
その後も新感線にはたくさん出演していますが、そのうち3作は『髑髏城の七人』なんですよね。無界屋蘭兵衛を2回、天魔王を1回やっているので印象は強いです。そして、それらを全部踏まえたうえで2023年の『天號星』への出演は、僕の中でターニングポイントだったかなと思います。
劇団☆新感線「天號星」(2023年上演)
――『天號星』は古田新太さんと中身が入れ替わる役どころでしたね。
そうですね。最初の頃は共演の機会もなく、『けむりの軍団(2019年)』で初めて共演が叶って、改めて『天號星』でお芝居も殺陣もしっかり向き合ってもらえたので、自分の中で目指していたことがひとつ出来たなという感じでした。
――これまで出演した作品の公演中で、思い出に残っているエピソードがあれば教えてください。
『鳥髑髏(髑髏城の七人 Season鳥 2017年)』の時に、休憩時間に男楽屋に集まって、阿部(サダヲ)さんや(池田)成志さんや(福田)転球さんや少路(勇介)さんとかと毎日のようにカードゲームをやっていたんですけど、その時が公演中以上にみんな声が出てて(笑)。「よっしゃー!」とか凄い大声で叫んでいるのを見て、「この人達、体力バカだな」って思っていました(笑)。僕もわりと体力はあるほうですけど、それでも信じられないですよ。阿部さんなんて、たしか当時大河ドラマも撮影していたと思うんですけど、重点的にストレッチをしているとか、何かケアをしている印象もあまりなくて、どうなっているんだろう?と。尊敬の意味で、化け物じゃないと続けられない公演なのだろうなと思います。
――休憩時間は、体力温存に使うのではないんですね。
むしろそこで喉の調子を確認していましたね。叫んでみて、「あ、ちょっと声出ないかも」みたいな(笑)。
――なるほど(笑)。ちなみに、もし今後再演があった場合、やってみたい役やリベンジしたい役はありますか。
なんだろう…。『レッツゴー!忍法帖』の、ばってん不知火かなぁ。やりたいですね。
――いいんですか。あの衣裳を着るんですか!(※ご存じない方は、ぜひ検索を)
もちろんですよ。いつか僕の身体が動かなくなって、殺陣とかが出来なくなった時くらいにやりたいですね。落ちぶれた感じで。
――それは、「僕はもっとハジけた役も出来るぞ!」ということですかね…?
というよりも(笑)、新感線の中でもあそこまで振り切った役って近年ないじゃないですか。だから個人的にすごく観たいんですよね。『髑髏城の七人』『阿修羅城の瞳』とかはカッコいいし、人気もあると思うけど、反対のギャグ満載の作品も観たいですけどね。
――早乙女さんがばってん不知火を演じるなら、こちらも覚悟を決めてチケット買いますよ。
その場合は成志さんを稽古場に呼んでもらって、本家から所作指導をお願いしたいと思います(笑)。
――かなり振り切った役をご所望で、驚きました。
たぶん、反発しているんだと思います。カッコイイとか強いとかクールとかの反対に行きたいという思いが、今は強い感じがします。

夜三郎は、原点に立ち返るような役

――『爆烈忠臣蔵~桜吹雪 THUNDERSTRUCK』では、どのような役どころなのですか。
新感線に呼んでいただく時はだいたいいつも闇を背負っていたり、業を背負っていたりする孤独な役どころなんですけど、今回は個性豊かなみなさんがギュウギュウに詰まった作品なので、僕の役はかなりさっぱりしていますね。なので自分的には、今までで一番気楽に、劇団☆新感線のいちファンとして楽しめるなと思っていますし、もう既に楽しいです。
――ポスタービジュアルが発表された際に女方のお姿だったので驚いたのですが、ご自身では役どころを聞いてどのように思われましたか。
(中島)かずきさんに「女方をやってもらってもいいですか?」と聞かれて、「はい」ってお答えしたものの、「新感線で女方をやるって、どういうふうにやるんだろう」と思いました。のちのち、江戸時代の役者達の話だと知ったんですけど、最初は「どうするのかな」って。
僕自身、普段女方はやっているんですけど、基本的には踊りが中心なので、少しご指導いただきながらやっています。とはいえずっと女方でいるわけではなく、案外少しの登場ではありますけど。
劇団☆新感線『爆烈忠臣蔵~桜吹雪 THUNDERSTRUCK』夜三郎のビジュアル
初めて新感線に出させてもらった時(『蛮幽鬼』)も女に化けて潜入している殺し屋一家の役だったので、そういった意味では、新感線と僕がスタートした原点に立ち返るような感じはします。
――早乙女さんが演じるからこその当て書きのような部分があるのでしょうか。
設定としては僕自身に近いところはありますね。親が劇団を持っていて、今は僕が父親から座長を引き継いでいますけど、父親を尊敬しているわけでも、何か影響されているわけでもないし(笑)、今回の役もそういう感じですね。じゅんさんと(小池)栄子さんの親子関係はしっかりとDNAが引き継がれている感じですが、またうち(高田、粟根、早乙女)とは違う親子関係で面白いなと思います。
――劇団員または元劇団員ではない参加者は早乙女さん以外に、小池栄子さん、向井理さんがいらっしゃいます。おふたりの印象はいかがですか。
栄子さんとは『ワカドクロ(髑髏城の七人)』で共演経験があるんですけど、先ほどお話したように記憶がないので、改めて「初めまして」という感覚が大きいです。 向井(理)さんのことは、『髑髏城の七人 Season風(2017年)』と『狐晴明九尾狩(2021年)』で拝見したんですけど、とにかくスタイルが良すぎて「美術かな?」と思いました。立っているだけで華があってずるいなと思います。お会いした印象としては、どこか掴みどころがなくて不思議な雰囲気がある方で、まだそんなに話せているわけではないので、未知数だなという感じですね。
――最後に、公演を楽しみにしているお客様にメッセージをお願いいたします!
僕なんかが言わなくても新感線ファンの皆様は今回がどれだけ特別な公演かは重々承知だとは思うんですけれど、みんなが言わないであろうことをあえて言うと、意外と良いお話です。ギャグ要素は多いけれども、しっかりと役者達やお客様への感謝が詰っているお話で、稽古場で観ていて笑いながらも感動するような、そんな作品です。だからこそ僕もいちファンとして携われていることが嬉しいし、昔も今も変わらずに真剣に舞台に向き合っているみなさんの姿は、カッコイイし、面白いんですよね。それがこの舞台のすべてかなと思っています。

(撮影:田中亜紀 文:越前葵)

劇団☆新感線『爆烈忠臣蔵~桜吹雪 THUNDERSTRUCK』

2025年劇団☆新感線45周年興行・秋冬公演
チャンピオンまつり いのうえ歌舞伎
『爆烈忠臣蔵~桜吹雪THUNDERSTRUCK』

【作】中島かずき
【演出】いのうえひでのり
【出演】
古田新太 橋本じゅん 高田聖子 粟根まこと 羽野晶紀 橋本さとし /
小池栄子 / 早乙女太一 / 向井 理
右近健一 河野まさと 逆木圭一郎 村木よし子 インディ高橋
山本カナコ 礒野慎吾 吉田メタル 中谷さとみ 保坂エマ
村木 仁 川原正嗣 武田浩二 
藤家 剛 川島弘之 菊地雄人 あきつ来野良 藤田修平 北川裕貴 寺田遥平 伊藤天馬
米花剛史 武市悠資 NaO 千葉恵佑 山崎朱菜 松本未優 河野瑞貴 井ノ口絹子 古見時夢

2025年9月19日(金)~23日(火祝)/松本・まつもと市民芸術館
2025年10月9日(木)~23日(木)/大阪・フェスティバルホール
2025年11月9日(日)~12月26日(金)/東京・新橋演舞場
【公式サイト】
https://www.vi-shinkansen.co.jp/bakuretsu45/

DVDプレゼント!

早乙女太一さんが印象に残っている作品として挙げてくださった『レッツゴー!忍法帖(2003年)』『朧の森に棲む鬼(2007年)』のDVDを、それぞれ1名様にプレゼントします! ジャケットには早乙女太一さんにサインを書いて頂きました!

【応募方法】

① イーオシバイ公式Xアカウント( @eoshibai )をフォロー
② ハッシュタグ(#あれ聞きプレゼント)をつけて、この記事の感想と共にXに投稿してください。
※当選者の方には個別にDMをお送りいたします。記載の案内に従って発送先情報等をご入力ください。
※公式XアカウントURL( https://x.com/eoshibai

【応募期間】

2025年8月29日(金)~9月18日(木)23:59まで

【プレゼント内容】

『レッツゴー!忍法帖』DVD(早乙女太一さんのサイン入り) 1名様
『朧の森に棲む鬼』DVD通常版(早乙女太一さんのサイン入り) 1名様

【注意事項】
・本キャンペーンは、イーオシバイドットコム公式Xをフォローいただいている方であれば、どなたでも参加いただけます。
・応募者がキャンペーンへ応募した場合、注意事項に同意したものとみなします・キャンペーン応募条件を満たした方の中から、抽選により当選者を決定致します。
・複数のアカウントを作成しての応募は当選資格を失います。
・本キャンペーンは予告無く変更、中断、または中止させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
・本キャンペーンはX社の提供・協賛によるものではありません。
・本キャンペーンには、X社の利用規約及び本注意事項に同意頂いたうえでご応募ください。
・X社の利用規約に違反する行為、第三者の権利を侵害する行為、公序良俗に反する行為等はされないようにお願いいたします。

【当選発表について】
・当選された方には、2025年10月上旬頃を目処に公式Xアカウントから当選された方のXアカウントに向けたDM(ダイレクトメッセージ)にて賞品の発送先入力についてのご案内を致します。応募された方はDMを受信できるようにご設定ください。
・賞品の発送先は日本国内に限らせていただきます。
・抽選結果に関するお問い合わせにはお答えできません。
・当選後の連絡が取れないなどの場合は、当選を取り消しとさせていただく場合があります。
・当選の権利はご当選者様ご本人のものとなり、ご家族・ご友人等への譲渡、転売、換金はできません。
・発送後の賞品破損、紛失につきましては責任を負いかねますので、予めご了承下さい。

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