いにしえの神々が棲む神秘の森。

累々と重なる死人の山から現れる一人の男、その名をライ。獣のような野心に満ちた目をギラつかせ、あらゆる嘘を紡ぎ出すその“舌先”を武器に、ひたすらのし上がることを夢見ている。

突然ライの前に現れた森の魔物《オボロ》達。その命と引き替えに王の座を約束する。「この先出会う三人の女がお前の運命の分かれ道」ひとつの予言と、その舌先同様なめらかに動く剣を与えられ、都に向かうライ。

飽くなき野望の行く末は───？
そしてその血塗られた夢の先に、ライが見るものとは───？

劇団☆新感線と松竹がタッグを組んだ《InouekabukiShochiku-Mix》シリーズ。
その最新作である『朧の森に棲む鬼』は、2007年新橋演舞場正月興行として華々しく幕を開けました。

本作で劇団☆新感線と市川染五郎が挑んだのは“究極の悪”。嘘と裏切りを重ねて王になる男の、栄光と破滅の物語。降りしきる雨や幻想的な滝をも出現させて“朧の森”を具現化した舞台は、想像を超えたスケールで観る者を圧倒し、大いに話題となりました。東京:大阪の公演では7万人を動員して、2007年最高傑作の呼び声も高い作品です。

市川染五郎を支える共演者には、『レッツゴー！忍法帖』に続き劇団☆新感線に登場の阿部サダヲ、ゲキ×シネ第3弾にもなった『SHIROH』にも出演した秋山菜津子、 映画・ドラマで活躍する真木よう子、そして劇団☆新感線・看板役者の古田新太ら豪華キャストを迎えました。

その『朧の森に棲む鬼』が、同年10月に、演劇の映像を映画館で上映する“ゲキ×シネ”として全国一斉公開。15台ものデジタルシネマカメラをはじめとする最新の収録・編集技術を駆使して作られた映像は、Yahoo!映画のレビュー採点1位を連続して獲得するなど、演劇ファン・映画ファンの垣根を越えて高い評価を受けました。

その映像版『朧の森に棲む鬼』がＤＶＤとして登場！ゲキ×シネ上映でも評価を受けたハイクオリティの映像・音響はもちろん、市川染五郎・古田新太・阿部サダヲ、そしてゲストに糸井重里を迎えた副音声解説も加え、充実の内容を実現しました。2007年の話題をさらった傑作を、どうぞお楽しみ下さい！

東京:2007年1月2日(火)～27日(土)／新橋演舞場
大阪:2007年2月3日(土)～25日(日)／大阪松竹座
★プレビュー公演: 2006年12月29日(金)･30日(土)
※カウントダウン公演: 2006年12月31日(日)
ゲキ×シネ上記: 2007年10月6日(土)全国ロードショー

[DISC] 
片面2層DVD 2枚組 

[時間]
･本編: 174min 
･特典映像: 8min 

[音声]
･本編: ステレオ/5.1chサラウンド
･特典: ステレオ

[字幕] 
英語（本編のみ）

 [画面サイズ] 
16:9 | LB 

[リージョン] 
ALL

[発売元] 
ヴィレッヂ(C)2008 松竹・ヴィレッヂ