この村には大昔から伝わる伝統的な芝居があり、かつてはその芝居を観にたくさんの観光客が押し寄せて賑わい、活気に満ち溢れていた。
しかし、村の若者はみな都会へ出て行き、村に残ったのはボケた年寄りばかりで、いつの間にか芝居も上演されなくなり、村はすっかり廃れてしまった。
村長(三宅裕司)や村人達(ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博)が、いつも通りボケ老人同士のどうしようもない会話をしていると、観光会社社長(渡辺正行)がやってきて、村の芝居を復活させようと持ちかける。
この村が国の特別注目地区に選ばれ、村おこしを成功させると国から莫大な補助金が出るので、観光会社としてそれに一役買いたいという。
さらにそこに美人民俗学者(浅野ゆう子)も村を訪れてくる。
全国各地に足を運んで民俗学を勉強している彼女は、この村に伝わる芝居はとても珍しいものなので、研究しにきたという。
彼女も研究のために芝居を復活させて欲しいと村人たちに頼みこむ。
芝居が復活すれば村の財政が潤い、活気を取り戻せるということに加え、久しぶりに触れ合う美人の民俗学者に浮かれる村人たちは、一致団結して芝居の復活にとりかかる。
芝居の復活に向けて、年老いた村人たちは少しずつ若さを取り戻し、村は活気を取り戻しつつあった。
しかし、ある日事件が起きる。
この村の芝居復活には、とんでもない陰謀が隠されていたのだ!
村人達、観光会社、民俗学者はこの陰謀に巻き込まれていく―――。
一座結成10周年記念公演!!
歌あり、アクションあり、恋愛ありの“笑い”に拘った抱腹絶倒の東京喜劇!