山奥で古い鐘楼を守る萩原晃(武田真治)と妻・百合(田畑智子)の前を
学円(松田龍平)が偶然通りかかる。
晃は親友であった学円に百合の父(丹波哲郎)に頼まれ、鐘楼守になったいきさつを語りはじめる。
「一日三度の鐘をつくという約束を破れば、
夜叉ヶ池から津波が起こり、村は水没してしまう・・・」と語る晃。
一方、その頃、夜叉ヶ池の底に住む池の主・白雪(松雪泰子)は
千蛇ヶ池の若君に恋をしていた。
「人間が龍神との約束を破れば千蛇ヶ池の若君のもとへ行かれるのに・・・」
地上と水の中、二つの世界を美しく交錯する悲しい恋物語―――。
奇才、三池崇史監督が舞台初演出!
超豪華キャスト・スタッフが仕掛けた、アートシーン最大の事件。