「髑髏城の七人」は、1990年の初演を皮切りに、その後七年毎に再演を繰り返して来た、
劇団☆新感線の代表作の一つ。
その初演は「宣伝写真撮りにわざわざ阿蘇山まで」「ラストシーンの稽古をせずに幕が上がる」「会場毎にラストシーンを変えるマルチエンディング舞台」等々、様々な逸話(?)を生み出しましたが、荒削りながらもその後に傑作と呼ばれる下地が確かに存在する作品となりました。
(初演は『ドクロBOX』の特典ディスクに特別編集版が収録、また『髑髏城の七人1997』の特典映像にも抜粋映像が収録)
97年版は、作家の中島かずき曰く「様々なパーツがカチッカチッとハマった」、
正に一つの完成形のドクロ。
演出のいのうえひでのりをして「現在の新感線のエンターテインメントの出発点」と
言わしめた作品でもあります。
非常に完成度の高い作品であり、その後様々な豪華キャストで上演されるドクロの言わば雛形とも言える作品で、この作品がドクロの中で一番好きというファンも居るほど。
劇団☆新感線のいつものメンバーがズラリ勢揃いしているところも魅力的です。
その7年後の2004年は春に『髑髏城の七人~アカドクロ』、秋に『髑髏城の七人~アオドクロ』を連続上演し、《ドクロイヤー》と呼ばれた記念すべき年。
『アカドクロ』の主演は劇団☆新感線の看板役者・古田新太。
歌や踊りを廃し、非常に骨太でシンプル&ソリッドに仕上がったその作品は、その後、より深い人間ドラマを追求し始める“いのうえ歌舞伎”シリーズの萌芽となりました。
対する『アオドクロ』の主演は歌舞伎役者市川染五郎。
こちらは対照的に歌や踊りを交えたド派手でゴージャスな舞台となり、まさに新感線エンターテインメントの集大成とされ、話題となりました。
04年の《ドクロイヤー》をもって『髑髏城の七人』に関しては「やりきった」としていた劇団☆新感線ですが、その7年後となる2011年、誰もが想像しなかった形で、
新たなドクロが誕生することになります。
2011年の夏に上演された新生「髑髏城の七人」。
04年の《ドクロイヤー》で「ドクロに関しては全てをやりきった」と言い切った劇団☆新感線のいのうえひでのり&中島かずきが、心機一転、新たに生み出した「髑髏城の七人」は、物語の設定も登場人物も大きく変わった、まったく新しいドクロとなりました。
特筆すべきは、これまで一人二役で演じられていた【捨之介】と【天魔王】を、
二人の役者が別々に演じたこと。
それにより、この二人の設定も大きく代わり、もう一人の中心人物【無界屋蘭兵衛】も交えた、傷つき葛藤しながらも信じるもののために戦い続ける若者たちのドラマが誕生。
通称“ワカドクロ”とも呼ばれた本作は、新感線ファン・演劇ファンだけにとどまらず
各界からも絶賛され、大きな共感を呼びました。
出演陣も超豪華。
過去のどの作品よりも、真っ直ぐで情熱的な捨之介を演じたのは、若手実力派として演劇や映画・ドラマ等をはじめ様々な分野で活躍する小栗旬。
過去にとらわれ過去を追い求めて野心を暴発させる天魔王には、驚異的な身体能力と表現力を併せ持つ森山未來。
過去を捨てることもできず心に封じこめるしかなかった無界屋蘭兵衛を、
華麗な剣さばきと流れるような所作で魅せる早乙女太一。
その三人に加え、小池栄子、勝地涼、仲里依紗といったまさに“旬”な役者が勢揃い。
そこに高田聖子、粟根まこと、河野まさとら新感線メンバーが確かな表現力で若者たちを
支え、演出家としても活躍する千葉哲也が渋みを効かした圧倒的な安定感で物語を
紡いでいきます。
初演より計5回目となる「髑髏城の七人」。
20年以上の時を超え、回を重ねる度に伝説を生み出して来たドクロですが、
本作によりまた新たな可能性が誕生したと言えます。
新たなる伝説の誕生を、ぜひその目でご覧下さい。
※文中敬称略
新感線の公演パンフは、その大きさ&充実度で他の追随を許さない豪華さが
ウリ!今回も72ページの大ボリューム、
ドクロを隅から隅まで楽しむには必須アイテムです!
劇団☆新感線の代表作の一つ「髑髏城の七人」。
その舞台に挑む若手&演技派俳優達の、幕開け直前のコメントが満載。
ぜひ本編を見る前にチェックしてみて下さい!
この公演パンフ用に撮り下ろした、ここでしか見ることのできないイメージ写真を多数収録!
「まるで写真集」と言わしめる超美麗な写真の数々をご堪能下さい!
【捨之介の巻】と称した小栗旬氏と古田新太氏の対談!
そして【天魔王の巻】と称した森山未來氏と市川染五郎氏の対談!
過去から未来へと連なる、役者たちの思いとは?
信長・秀吉・家康。「髑髏城の七人」の物語の背景に深く関わる三人の「戦国男子」。歴史が苦手な人でもわかるこの三人の新感線流取扱い説明書!
千秋楽から1週間後、
まだ興奮さめやらぬうちに行われた出演者(小栗旬・森山未來・早乙女太一・小池栄子・勝地涼・仲里依紗)のインタビュー。
68回の公演をやり遂げた後だからこそ語ることができる、役作りや、公演中の出来事、まるで家族のようになったカンパニーに対する絶対的な信頼など、嘘がない真っ直ぐな言葉の数々はワカドクロメンバーの素顔を浮かび上がらせます。
本編と合わせて、ぜひ彼らの追憶をご覧下さい。
公演終了後のカーテンコールの様子をフルバージョンで収録!本編を見終わった後に御覧頂くと、よりライブの興奮が蘇ります!
圧倒的ボリュームと美麗さで話題の新感線公演パンフ。その撮影現場に潜入、キャストとスタッフの本気と熱気がぶつかり合う様子を紹介。
過去最大規模で上映されたゲキ×シネ「髑髏城の七人」の予告編を収録。
2012年11月26日に新宿バルト9で行われた、ゲキ×シネ「髑髏城の七人」完成披露試写会。登壇者は小栗旬、森山未來、早乙女太一、小池栄子、勝地涼。
ゲキ×シネ「髑髏城の七人」の大ヒットを記念して行われたトークショー。
いのうえひでのり×ペリー荻野(時代劇評論家)/中島かずき×襟川クロ(映画パーソナリティ)/中島かずき×美甘子(歴ドル)。
2011年10月10日(月・祝)東京公演千秋楽。※本編DISCに収録。
新感線の千秋楽ではすっかりお馴染み!の煎餅撒きの模様です。
s | m | t | w | t | f | s |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
s | m | t | w | t | f | s |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 | 31 |
当サイトでは、必要に応じてSSLで情報を暗号化し保護しておりますので、安心してお買い物をお楽しみいただけます。個人情報の取扱いにつきましては「プライバシーポリシー」をご覧ください。 |
Copyright(C)Village Inc. All rights reserved.