時は1930年――舞台はおそらく関西のどこか、ヤクザたちが集う港町。
日本人とブラジル人のハーフ藺牟田オセロ(橋本じゅん)は藺牟田組組長。
抗争で痛めた体を治療する為に入院した病院で、医院長の一人娘・モナ(石原さとみ)に出逢い結婚。
そんな中、藺牟田組ナンバー2・伊東郷、通称:ミミナシ(田中哲司)は、オセロの不在中、代わって界隈をおさめていたが、同じく藺牟田組の汐見秀樹(伊礼彼方)から聞いた組長の言葉に驚愕する。
「次期若頭は汐見だ」
これをきっかけに心の奥底に眠らせていた憎しみが一気に溢れ出し、汐見、モナ、そして倶楽部のオーナー・三ノ宮亙(粟根まこと)、ミミナシの妻・絵美(松本まりか)、絵美の弟・沖元准(大東駿介)らをも言葉巧みに操り始める――。
オセロと最愛の妻・モナが辿り着く先は……!?
新感線版「オセロー」は関西の港町で繰り広げられる任侠悲喜劇!
真っ直ぐすぎた男がはまった、嫉妬という名の黒い罠。愛はホンマにやっかいや。